以前、他誌で文芸作品を原作にした読み切り企画やってって、 声がかかったんです。
それで谷崎やりたいなと言ったら、「死後五十年たってない作家は著作権が面倒くさいから死んで五十年たってる人にして」って言われて。
「じゃ、いいや」ってそのときはその企画をほっぽっといた。
「ヤンサンはこれでいいのかな。まあ、いいだろうな」と思いつつ 編集部に行ってみたら、いいじゃないということになった。
結局『月光』は一般的な人気なかったけど、最後までやらせてくれて。 あと五回で終わってねって言われたら
どうしようもなかったんですけどね。
僕が好き勝手に初めて、終わりたいように終わらせてもらった。