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“10年後も色あせない音楽”が目標。
きれいな音で世の中をふんわりつかむ。ロックバラード風でもあり、カフェ・ミュージック風でもあるサウンド感覚。
「音楽って、その一曲を一生懸命聴いてほしいって気持ちもあるんですけど、一方で、自然にサラッと鳴ってるのも好き。匂いと同じように、記憶のどこかに残ってくれるようで」(柾昊佑<まさきこうすけ>/gutar)
柾くんから新しい曲が届いて、YUKA(vocal)がまずすることは、そのデモテープを聞きながら、絵を描くこと。YUKAちゃんの小さなノートには、moumoonの曲が一曲できるたびに絵が一枚ずつ増えていく。時にはキャンバスを買ってきて、アクリル絵の具で号数の大きな絵をペイントすることもある。
「最初のインスピレーションを残しておかないと。第一印象の記憶が大事だと思う。ここから自分で歌詞をつけて、アレンジが変わっていって、曲を仕上げていくときに、いじっても、こねくり回しても、結局、元に戻っていくことがよくあって。その場所はここだよ、という絵を作っておくんです。デモを聞きながら描いているときは、あまりにも気持ちいい!!」(YUKA)
YUKAちゃんにそういわせる柾くんに、筋違いとはわかっていても、なんだか軽く嫉妬を覚える。ね、柾くん、どーなの?
「たしかに一番最初の感覚は大事。曲が持っている世界観を最初に感じて、それを貫き通さないとおかしくなっちゃう。ぶれてっちゃう。大事なことは最初に浮かぶ。最初の時点で浮かばないものは、もう浮かばない。彼女が絵を描けなかったら『あ、やっぱりダメか、この曲は』みたいに思いますもん(笑)」(柾)
YUKAちゃんがなぜ絵を描くのかのルーツをたどると、高校時代留学先のシカゴにあった。美術の絵画の授業が1日3時間(!)あって、大好きな時間だった。
「先生が『浮かばなかったら寝てればいいから』っていうの。ソファで横になって(笑)。浮かんだら起きて描く。最高の授業だと思いません?」
それは最高だと思います。てゆーか、さっきからYUKAちゃん、声も仕草も超かわいいんだけど。…ともあれ、“最初にピンと来たことは、10年経っても色あせない”――。moumoonが表していることはコレなんだと思う。
バンド名は柔らかいというフランス語(mou)と月(moon)。YUKAちゃん、月、好きなの?(柾くんはそっちのけで)
「お月さんが好き。冷たい、堅い、影、陰って感じ。太陽があってこそ光ることができる。弱い存在なんだけど、実は月は『いま太陽はあそこにいるんだぜ!』と教えてくれるんですよ。そういういいヤツの性格だから好き(笑)」(YUKA)
ふたりは“フルムーンライブ”と称して、毎月、満月の夜にライブをやっている。月を見上げれば、もうすぐライブが近づくということがわかる。素敵だし、便利です。
「月が肥っていくのを見ると、自分の生命エネルギーが満ちていくと思って生きています。逆に新月の日はぐったり(笑)。あ、音魂ライブの日って新月じゃないですよね?」(YUKA)
ヤベ! YUKAちゃんのために調べなきゃ。大丈夫、4月は20日が満月なので、29日は新月じゃないです。
「じゃあ、がんばれます!(笑)」
彼女は実は日本で唯一、ピロシキを作れる女性ヴォーカリストだ(おそらく)という話も書きたかったのだが紙幅がなくなった。音魂ライブのMCでしゃべってくれるかな?
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東京都生まれのYUKA。「グランドピアノの下が基地だった」という幼年時代を経て、学生時代はチアリーダーやオーケストラのバイオリニスト。一方、石川県生まれの柾昊佑(まさき・こうすけ)は、中学時代から宅録にはまり、高校時代には自分の声でコーラスしたトラックを作っていた。ふたりは、2004年、共通の知り合いに引き合わされ、ユニットを結成。音楽性が一致したのももちろんだが、「ふたりとも親が音楽の先生だった、高校時代に米留学経験あり、バンドでコピーしたのはジュディマリだった」など共通項が多かった。2006年夏に「Flowers/pride」でデビュー。ニンテンドーDS『99のなみだ』CM&エンディングテーマに決定した新曲、『Tiny Star』を来たる6月4日に発売。
公式HPはhttp://www.moumoon.com/ |
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