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音魂 LIVE THE GATEWAY VOL.2
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異ジャンル融合POPラッパー 369 ミロク
ジャンルに縛られず、ただ「POP」でいたいーーー
369 ミロク
 ロックバンドに聞こえる曲もあり、テクノやエレクトロでもあり。いやいやディスコでもあり、ヒップホップでもある。高速ラップがあるかと思えば、歌ってもいる。この369というアーティストはジャンルを自由に飛び跳ねながら、どこにもない音を出している。
 でもその本質はラッパーだ。
「『よくしゃべるなぁ〜、この人』と思う時はラップに聞こえてしまうんです。『これにビートをつけるとしたらどーするだろ?』とか『どこで息継ぎすんだろ……え!?ここで!? 新しいな』とか(笑)」
 これがラッパーの日常感覚。彼はヤンサン読者で『おしゃれ手帖』の大ファンだったという。
「『なんだろっ、この台詞の順番は!?』と感動してましたね」
 言葉が好きだ。書くことが好きだったし、国語の授業が好きだった。父は時代小説読みで、家には腐るほど本があった。ラップを始めるキッカケとなったのは、姉が高校に入りヒップホップダンスを始めたこと。'92年、中学生の369は「これはかっこよさそうだ」とラップを聴き始める。イントロに載せ、自分の書いた言葉をしゃべってみた。「おもしろい!!」
 高校に入り、先輩たちのパーティーについて行く生活が始まった。CDをかけながらラップをしたら、初めてなのにウケちゃった。
誰もやってない、ってことが大事だったんです。同級生でバンドやるヤツはいたけど、ラップはまだ誰もいなくて。あまのじゃくなんで、人と違うところに行きたがる性格なんですね」
 高校生ラッパーなんて珍しい。ワルが集まるクラブイベントではすごく可愛がられた。「後輩キャラなんです(笑)。当時のクラブはVIP席で自分の出番を待っていると『誰? 一発殴っていい?』みたいなノリだった。終わった後、駐車場でラップバトルを仕掛けられたり。ほんとなら映画の『8Mile』みたいにバトル相手をラップでけなすところなのに、『すっっっごいうまいですねぇ〜』とホメ倒して走って逃げてましたよ(笑)。基本的には内向的な自分のほうが自分らしい。でもそれを隠して表に出て行く自分も…自分らしい」
 そうこうするうちに、出番は町田、八王子から渋谷、六本木と拡がり、ハタチの時、ケツメイシのRYOJIと出会い、後にプロデュースしてもらう関係になる。
 さて、4月29日の音魂ライブ。新年度に入ったばかりのタイミングでもあり、”新しさの追求”がイベントの裏テーマだったりもする。
 369さん、”新しさ”って何?
「キーワードは『なんでもあり』。新しくないとしょうがないと思う。でも今、新しいことをやるのは難しい。だから、”なんでもぶつけてみて化学反応を起こす”ってことを考える。結局、ジャンルに縛られずにただ”POP”でいるってことが、一番自由だと思うんですよ」
 そんな369から音魂ライブに来る皆さんにお願いがあるそうだ。
「できるだけ厳しい目で見て欲しい。僕、ドMですから(笑)。変な間が空いちゃったら、この際だからもうちょっと待ってみようと思うタチでして。で、場内がシーンとなって、『おほ〜ぃ、ひと言めをどう叫ぼう?』と悩む時が、一番楽しいんですよ〜(笑)」
369 ミロク
369 ミロク1980年、神奈川県生まれ。ロック、エレクトロ、ディスコ、ヒップホップなど多彩なジャンルを横断するトラックに日々書き続ける詩を載せて、日常にあってほしい音楽を制作するラッパー。369という名前は本名「さはら」から(携帯を見れば理由がわかります)。精神安定剤は時代小説。趣味はゲーム(主にファミコン)。2ndシングル『帰り道』絶賛発売中&テレビ番組でのリミックス募集企画も話題沸騰中!詳しくはhello369.comまで。
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