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「日本語はまだまだ勉強中です。だから、ステージの上で歌っている時は一番元気なんだけど、MCの時は、『はい……みなさん……J-Min……です』ってガンと下がります(笑)。別人? すごいギャップがあるね、と言われます(笑)」
J-Minは、19歳の韓国人。日本に来て1年ちょっとで、これだけ流暢にしゃべれたらすごいと言えよう。ミュージシャンの耳コピ能力は恐るべし! そんな彼女が一番よく使う日本語は“ナマカン”だ。まるで「サバ缶」と読むようなイントネーションで「ナマカン」というのがかわいい。それ、何?
彼女が人生で初めてナマカンに出会ったのは、中学生の時。日本とは違い、ヒップホップやR&B真っ盛りの韓国の音楽シーンで、なぜかロック系の音が好きな中学少女(ちょっと浮いていた)。ひとりだけ趣味の合う友達がいて、休み時間にビートルズの話なんかをよくしていた。その子が「ミシェルって歌手、知ってる?」と訊いた。知らなかった。その日、家に帰ってネットで調べていたら、ミシェル・ブランチに出会った。
「あーっ、こんなナマカンのある音楽があるんだ! やりたいなぁ〜と思いました」
そう、お察しのとおり、“ナマカン”とは”生感”=ライブ感のことだ。
この独特の言葉は、J-Minのなかで特別な意味を持っている。
ミシェルのナマカンに夢中になった彼女は、以前に知人がプレゼントしてくれた、埃をかぶっていたアコースティックギターを取り出し、一曲一曲、耳コピしていったのだった。
「私にとってナマカンのある音楽というのは、歌いたいなぁ、ライブでやりたいなぁという気持ちが自然と出てくる音楽のことです。ナマカンを出すにはギターの音がぴったり!」
上のページの写真で抱えているアコギは、ギブソンのすごいヴィンテージ物。ロンドンでのレコーディングの時に店員と交渉して、100ポンド値切って、2000ポンド(約40万円)にしてもらった。ナマカンパワーのJ-Minには、英語で値切ることなんて、楽勝ね?
「いえいえ。でも値切り上手なんて……結構、おばさんぽいですね(笑)。私、好きな料理もケジャン(ワタリガニに薬味をすり込んだ激辛料理)やアグチン(アンコウともやしを辛いタレで混ぜて蒸した料理)で……韓国の若者があまり好んで食べないものばかりなんです(笑)」
日本で言うと、エイヒレやモツ煮好きの19歳の女のコって感じ?……かわいい。
今、日本で生活する彼女にとっては、すべてのことが新しい。
「自分の音楽のハッキリとした色をどんどん探している。日本はロックが盛んだから、日々、吸収ができるモノに出会っている感じです。そして、ナマカンは国を問わずに伝わると思いました」
そんな国際派に、新生活を始める人へのメッセージを訊いた。音魂ライブが行われるのは4月29日、これまでとは違う生活を、この春から始める人がいっぱい来るはずだから。J-Min、新しいって何?
「“モノ”は古くていい。でも“コト”は新しく。挑戦をしていくことで、どんどん新しさに出会えると思うんです」
当日は、J-Minの真新しいナマカンに出会っていただきたい。
「夢や希望を持って生きていこうという気分になってくれれば嬉しいですね!!」 |
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'88年5月27日、韓国生まれ。'06年、日本からのレコードメーカースタッフの目にとまり、日本デビューが決定。同年夏には、ジャミロクワイやアンダーワールドを手がけたマイク・ニールセンのエンジニアリングでロンドン・レコーディングしたという逸話を持つ。現在、2ndミニアルバム『Dream on...』が発売中。休日は日本語の勉強も兼ねて日本の漫画を熟読。『紅茶王子』『花ざかりの君たちへ』がお気に入り。
http://www.avexnet.or.jp/j-min |
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